【ええやん リハビリ】第三回 しゃかりきにリハビリの日々/ 社納葉子さん寄稿ブログ

2026.04.15

このブログは、女性作家社納葉子さんが当施設へ寄稿くださったものです。

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リハビリ病院での生活が始まった。

リハビリは1日3時間受けられるが、1日は24時間ある。

 

リハビリのない時間がとても長くて辛かった。

食事はベッドまで運んでくれる。掃除もしてくれる。

することがない。

お風呂は週2回。

コロナ禍で同じ病室の人と話すことも原則禁止されていた。

カーテン越しのおしゃべりは見逃してくれていたけれど。

テレビを観ている人は多かったけれど、

私はそんな気持ちになれなかった。

 

「テレビなんか観てる場合じゃない!」と、

いても立ってもいられない気持ちになってしまうのだ。

 

昼寝も同じ。

ウトウトしかけても、ハッと目が覚めてしまう。

のんびりした空気が流れる午後、

カーテンの向こうから健やかな寝息が聞こえてくると、

心底うらやましかった。

・・・

脳出血、右半身の麻痺、感覚障害、リハビリ、長期入院…。

私には何もかも初めてのことばかり。

時間とともに、厳しい現実がぼんやりと見えてきたが、

私はとにかく目の前のリハビリに望みをかけた。

かけるしかなかった。

 

そんな私がリハビリについてくれる

理学療法士さん、作業療法士さん、言語聴覚士さんを頼りにし、

期待するのも無理はない。

 

何しろこっちは脳疾患や麻痺、感覚障害についてはほやほやの初心者。

この苦しみや疑問や不安を理解してくれるのは、

そして解決してくれるのは「この人たちだ!」

と私は思い込んでしまった。

ーーーそんなわけないのに。

 

つづく

 

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