【ええやん リハビリ】第四回 しゃかりきにリハビリの日々/ 社納葉子さん寄稿ブログ

2026.04.18

このブログは、女性作家社納葉子さんが当施設へ寄稿くださったものです。

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療法士さんたちはみな明るくて、

フレンドリーだった。

そしてどんどん自分のプライベートなことも含めて話してくれる。

 

最初は「そんなことまで話してくれるの?」と、

戸惑った。

恋人の有無や家族の事情、

マッチングアプリで出会った人とのあれこれ……

50代も後半になり、

ツラの皮もすっかり分厚くなった私でも人を選ぶで?

という話を打ち明けてくれる。

 

私だけではない。

リハビリ室では、あちこちのベッドで

療法士さんと患者の間でおしゃべりの花が咲き、

笑い声が絶えなかった。

「療法士さんたちって、

みんな明るくてオープンマインドやなあ」

と感心していたが、

やがてそれは患者の心を和ませ、

前向きにリハビリに向き合う気持ちと

体に整えるための技術なのだと知る。

 

心が緊張や不安などを抱えていると体も固くなり、

スムーズにリハビリが進まないのだと、

ある療法士さんが教えてくれた。

そうやったんか!

 

「私、担当の療法士さんにめっちゃ好かれてると思ってたわー!!」

と言うと、

療法士さんたちに爆笑された。

 

ちょっとモヤモヤしたのは、

男性療法士さんへの信頼を

恋愛感情のように揶揄されたこと。

いやいや、こっちはそれどころちゃうから!

しょーもないこと言うてる暇があったら

アンタも勉強してもっと信頼させてや…

という本音はおくびにも出さなかった(つもり)。

 

いろんな意味で病棟は特殊な世界だった。

 

 

つづく

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